夫婦会議を開いてみた

前回の記事を書いたその週末。

早速、夫婦会議を家の近くのカフェにて実施。

 

「どんなライフスタイルを手に入れたいか」

「将来何を大切にしていきたいか」

文章でもキーワードでも何でも良い。

とにかく思いのままに10分間黙々と書きだしてみる。

書き終わったらそれぞれ発表。

 

驚いたことに、共通の単語やテーマが沢山あった。

一番似ていたのは子育てしたい環境と日々の暮らし方。

 

・多様な文化や価値観に囲まれた環境

・自然に触れられる場所

・シンプルだけど豊かな暮らし(量より質)

・健康(食べ物と運動)

 

改めて書きだしてみることで、

同じ方向を向いていることが分かってホッとした。

こんな暮らしを実現できるように、

今から二人でできることを考えていこう。

そんな話をして第一回夫婦会議は終了した。

 

そして、夫婦会議を通して分かったもう1つのこと。

彼は、10分間で書き出した項目の一番最初に、

「(私の名前)が大切だと思うことを応援し支えること」

という一文を書いてくれていた。

そして、これが最優先事項なんだと話してくれた。

その言葉が、想いが、どれだけ有り難いことかを、

いつまでも忘れずにいたいと思った。

チームに必要な未来の共有

「グループ」と「チーム」の違いは?

先日受けた社内研修で、こんな問いについて話しあう機会があった。
グループは同じ共通点(趣味や血液型)を持つ集団(群れ)で、
チームは同じ思いや理想、目標を共有する個人の集まり(集合体)なんだそう。


夫婦はチームに似ている気がする。同じ目標を共有する「個人」の集まり。
結婚して名前が一緒になっても、グループとして同化するわけではなくて、
あくまでも異なる環境で育った別々の個人が2人で生きていく。
だから目標が大切なんだろうなと、なんだか妙に納得したのは先週のこと。


日々喧嘩が絶えない私たち夫婦。原因は大小様々。
笑い話で済む時はいいものの、
時として
もう無理だ。この人何言っても分かってもらえない。
と絶望的な瞬間が正直ある。
私が思うくらいだからきっと相手はその何倍もそう思っているはず。


だけど、そんな時こそ立ち止まって、理想や目標を再確認すれば、
同じ方向に進んで行けるのかもしれない。
私たち夫婦には目標が無かったから、毎回同じような喧嘩を重ね疲弊していた。
明確な目標があれば、きっと無駄なやりとりも少しは減るのかもしれない。

なので始めてみた、夫婦会議。2人のこれからを話す時間。
どんな未来を生きたいか。どんな場所でどんなことをしたいか。
理想のライフスタイルと比較した時のいまの2人の課題は何か。
どうすればより良い2人でいられるか。
夢や理想を語って終わりではなくて、未来のために今できることを一緒に考えていく。
未来を共有する時間。

「私たちは一緒にいる時間は長いけど、夫婦になってまだ1年しか経ってない。
チームとしては成長途中。だから喧嘩も仕方ない。
だけど少しずつ無駄な言い争いを減らして、2人にとって意味のある会話を増やしていきたい。
少しずつ良いチームを作っていきたい。」と涙ながらに話した私。
うんうん、と最後まで私の話を聞いて、
そんな会話が増えるとワクワクするねと言ってくれた彼がいた。


夫婦の形は様々。
私と彼は、あくまでもそれぞれが自分の意思を持つ個人として生きている。
そこはきっとこれからも変わらない。
だから、お互いに良い距離感を保っていけたら良いな。
それぞれが自分の大切なものを大切にしながら。
相手の大切なものを応援していきながら。
時には支えていきながら。
そうやって、2人の大切なものを一緒に探していこうと思った。

SNS依存について考える

私は結構重度のSNS中毒だと思う。

暇さえあればiPhoneの画面を眺めている。

 

Instagramは、私が一番よく使うSNSのひとつ。

主に友人と繋がるためのツールとして使っている。

自分の日常を発信したり、相手の投稿にコメントをしたり。

物理的に離れた場所に暮らす友人達とも

気軽にコミュニケーションを取ることができることが嬉しい。

 

でもInstagramでは、画面をスクロールしていくと、

自分がフォローしていない人の投稿も紛れている。

自分の趣味やライフスタイルに合わせた広告も。

画面を見ているうちに、いつの間にか

自分が何かを知りたいから、見たいからではなく、

よく分からない義務感から、

画面をスクロールしている自分がいることに気が付く。

好きでもない芸能人の投稿や、全く知らない誰かの写真を

無意識的にただぼんやり見ていることもある。

ふと我に返って時計を見た時に1時間経っていたりすると、

何やってんだ!と、心底自分にガッカリする。

この1時間は、もっと有益な使い方ができた1時間。

こんな日が1週間続くだけでも大きな機会損失だ。

 

では、頭では分かっていることをなぜやめられないのか。

それは「FoMO」が原因なのかもしれない。

Fear of Missing Out=見逃すことの恐怖

四六時中ネットやSNSと自分を接続しておかないと、

情報やチャンスを逃してしまうと感じること。

前述のよく分からない義務感は、

実は「自分だけ知らない情報があったらどうしよう」という

恐怖心からきているのかもしれない。

 

YoutubeFacebookInstagram、Snapchat、LINE...

誰でも気軽に自由に投稿できるツール。

SNSを介してどんどん手軽でインスタントになっていく

私たちのコミュニケーション。

最近では、24時間で消えてしまう投稿だって存在する。

自分のパーソナルな時間さえも常にSNSで溢れている。

そんな日常の中で、

義務感から画面を眺めるのは

私だけではない気がする。

ただなんとなくで眺めるiPhoneの画面からは、

自分自身にとって大切なアイデアや発想は生まれない。

 

ダラダラSNSに依存している時間を、少しでも有益な時間に置き換えたい。

同じ1時間を過ごすなら、自分にとってhappyな1時間にしたい。

ずっと部屋に置いていた雑誌を読もう。

1日を振り返りながら日記を書こう。

その日感じたことをブログにしよう。

「そういえば最近早起きできてなかったな。」

「週1でいいからストレッチしたいな。」

「今週末はずっと気になってた図書館に行こう。」

 

SNSから開放されると、途端に私は自分のことを考え始める。

自分の生活や、今の自分に集中できるようになる。

 

必要のないモノを減らす断捨離も大切だけど、

必要のない情報を減らすデジタルデトックスも今の私には必要。

 

Adam Alter: Why our screens make us less happy | TED Talk

www.ted.com

時を遡るプレゼント

 

31歳の自分に何をプレゼントしたいだろうと考えたら、

やっぱり「書くこと」だった。

 

数ヶ月前。

たまたま通りかかってお気に入りになったお店。

そこで目に留まった日記帳。

数ヶ月後、誕生日の日。

忘れられずに同じお店に戻ってきた。

 

戻ってくるきっかけとなった出来事はその数時間前。

仕事の移動途中のカフェでお気に入りのノートを開くと、

ちょうど1年前、同じ時期に手書きで書いた記録メモが残っていた。

1年後の自分へ

今日のこのドキドキソワソワを忘れずに

今と同じくらい、ありがとうを伝えようね

1年前の自分が書いた、今の自分に向けた言葉に涙が出た。

 

その日の出来事を興奮気味に彼に話すと、

その日記帳、僕が買ってあげようかと

仕事終わりに一緒に買いに行くことになり、

プレゼントしてくれた。

 

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3年連用日記。31歳の誕生日からスタート。

1年後、2年後の私は、今日をどんな気持ちで振り返るんだろう。

飽き性の私が、果たして3年続くのかがまず問題。

 

偶然見つけたお気に入りのお店のコンセプト。

そこに綴られた言葉。そのひとつひとつに共感しかない。

しあわせのヒントの在処

大切な人のことを思い浮かべながら、ゆっくりと丁寧に書く手紙は、とても小さくて薄くて軽いのに、受け取った人を幸せな気持ちにさせる特別なプレゼントです。きっと、それを書いた自分の気持ちも少し明るくなっているはず。また、その日の出来事や感情を書き残す日記は、時間が経って読み返してみると驚くほど発見に満ちあふれています。モノではない何か、とても大切でかけがえのない何かがそこに詰まっているようです。

日々を豊かに暮らすこと。あなたの「好き」を見つけること。それはもしかしたら、忙しい毎日にブレーキを踏んで、自分の手で何かを書いてみることからスタートするのかもしれません。そう、効率とは無縁な行為の中にこそ、本当のしあわせを発見するヒントがあるのだと思います。

引用元:タッチアンドフロー|TOUCH & FLOW

 

今の時代から逆行している、紙の日記帳。

時代遅れで非効率的な、手書きの日記帳に記された言葉から、

未来の私は、大切な何かを見つけるのかもしれない。

ドリームマップを作ってみた

先週末は久しぶりにセミナーに参加した。

ドリームマップを作るワークショップ。

ドリームマップとは直訳すると「夢の地図」

将来なりたい姿をイメージして、好きな写真や文字を紙の上にペタペタ貼る。

そうして出来上がった「地図」は目標達成のためのモチベーションになるらしい。

参加者は私を含めて4人。ほぼ同世代だけどきっと私が一番歳上だったかな。

 

お互いに自己紹介をしてワークショップ開始。

すぐにペタペタするのかなと思いきや、

まずは地図の手がかりになるキーワードを紙に自由に書き出すところから。

夢や目標、好きなこと、なりたい姿、チャレンジしたいこと。

ここで私はハッとした。

周りを見ると、迷ったり悩んでいる様子も無く、

驚く速さでどんどん書き出していた。

私はというと......恥ずかしいくらい全く書けなかった。

考えても考えてもなかなか出てこなかった。

挙げ句の果てには、夢と目標って何が違うんだ?とか考え始める始末。

普段どれだけ自分にとって大切な問いを意識せずに

ぼんやり過ごしているかを痛感。

結局紙の上にはぼんやりしたことしか書けなかった。

 

キーワードが書けたら、今度はそのキーワードを表す絵や写真を選んでいく。

選び方は自由で、その時の直感やインスピレーションで選ぶと良い。

今回は既に用意されていた素材から好きなものを選んでいくだけだったけど、

毎年ドリームマップを作っていると話す参加者の一人は、

普段から雑誌を切り抜いたりしているらしく、自分オリジナルの素材を持参していた。

参加者どうしでワイワイ話しながら楽しく選ぶことができた。

こうして選んだ素材を、真っ白なキャンバスに貼っていく。

最後に好きな色のリボンをかけて完成。

 

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私の人生最初のドリームマップ。

初めて作ったにしては、なかなか良いものが出来上がった。

セミナーの最後に、出来上がったドリームマップをお互いに発表。

正解がない自由度の高いテーマ。それぞれの個性が出ていて面白かった。

 

私は「女性として魅力的な人でい続けたい」というキーワードから、

仕事、家庭、育児、自己実現の4つをイメージした写真を選んだ。

1人の社会人として、仕事で満足できる成果をあげたい。

1人の妻として、パートナーと二人三脚で家庭を作りたい。

1人の母として、子供を産み育てたい。

1人の人として、趣味や自己実現の時間を大切にしたい。

 

普段意識すらしなかった自分の意志(will)を可視化することで、

こんなこと考えてたのか、と自分を客観的に見つめることができた。

そして、なぜだか少しだけこれからの自分を想像してワクワクした気持ちになった。

と同時に、この地図を活用していかなきゃ勿体無いと思った。

今はまだぼんやりとしたこのイメージを、

これから言語化したり具体化してアクションに落としこんでいきたい。

きっとそうすれば、もしかしたら夢は叶えられるのかもしれない。

 

出来上がったドリームマップは部屋のいつも見える位置に飾った。

これから少しずつ、自分との対話を増やしていきたい。

 

ヨガの好きなところ

ヨガを始めたきっかけはアメリカ留学時代、

学校でヨガの授業をとったことがきっかけ。

その時にはヨガの意味なんて分からなかったけど

友達と一緒に朝一番のヨガの授業に行くのが楽しみだった。

 

日本に帰ってきてからヨガスタジオに入会して

少しずつヨガそのものが好きになっていった。

仕事帰りに行くと仕事モードだった心が少しずつ和らいで、

肩の力がふっと抜けて、その日は不思議とぐっすり眠れる。

 

今でこそ「マインドフルネス」という言葉が浸透したものの

最初はヨガに対して「なんか怪しい」とか「意識高い系女子の趣味」とか

かなり片寄った先入観を持っていたわたし。

だけど、ヨガの良いところは慌しい毎日の中で

ほんの少しでも、自分と向き合う時間を作れるところだと、

今ではそう認識している。

 

「ありのままの自分」を受け止めること。

「良い」「悪い」のジャッジを下さないこと。

「今の自分の状態(状況)」を観察すること。

アメリカでも日本でも毎回のレッスンで言われることは同じ。

 

人一倍身体が硬い私はできないポーズが沢山ある。

日によって、前できたポーズができなかったり、バランスが崩れることもある。

周りの人と比べて恥ずかしいと思うことも、自分自身に悔しい気持ちを感じることもある。

そんな私を全て受けとめること。そのままの自分を見つめること。

そうすると、外へ外へと向いていた心が、自分自身に集中するできるようになる。

 

レッスンの最初に短いお話をしてくれる先生がいる。

先週のお話では

「幸せは作るものじゃなくて、気付くことなんだ」という歌詞の

素敵な曲があると教えてもらった。

家族みんなが健康でいられること、仕事が楽しいと思えること、

大好きな人と夜ご飯を一緒に食べられること、

自分が自分らしくいられること、

今日も無事に1日を終えることができたこと、

そんな些細なことにさえ、

有り難いと感謝をしたいと思えるようになる。

 

そんな気持ちで、最近この曲をゆったりした気持ちで聞いてます。

平井 大 / 「Slow & Easy」Music Video - YouTube

www.youtube.com

いつまでも、大志を抱け

久し振りに大学時代の友人に会った。

卒業後東京のIT企業に2年勤務し、

その後シンガポールに渡り2年。

この秋からはカナダで就職先を見つけ

また新たな場所で更なる経験を積み重ねるという。

 

大学で一緒に勉強をしていた頃から

常に上を目指し努力家だった彼女。

数年振りの再会だったけど、

全く変わらない彼女のパワーに圧倒された。

かっこいいと素直に思った。

日本では、終身雇用の価値観がまだまだ強いせいか、

なぜだか1社に勤め続けることが良いとされる。

だけど、日本以外の国ではジョブホッピングは当たり前。

むしろ、転職を繰り返すことで自分のキャリアやスキル

市場価値をどんどん高めていくことが当たり前。

彼女もその一人だ。

これからどうなるんだろうと漠然とした不安を抱ながらも

それでも決して現状に甘んじることなく、妥協することなく、

常に高みを目指し、果敢に挑戦を続けている。

その結果がいま彼女の目の前に広がっている可能性だと思った。

 

歳のせいにはしたくないけど、ある程度年齢を積み重ねると

少しずつ不確実性やリスク避けようとするようになる。

結婚をすればその傾向はさらに強くなり、

攻めるよりも、守りに入りがち。

そんな今のわたしに、彼女の生き方は眩しかった。

 

もっと自由で良いんだと思えた。

働く場所やできることに制約をかけているのは、

ほかの誰でもない自分自身。

自分の可能性に蓋をするも、

その可能性を信じて小さな箱から飛び出すも、自分次第。

「会って元気がでる人」って、きっと後者だ。

自分がやりたいことが明確で、それを実現してやるんだと

実現するだけの力があるんだと、自分自身を信じている人。

失敗を恐れずに果敢に立ち向かっている人。

私は、この残りの人生で何を成し遂げたいだろうか。

どんなことをやりたいだろうか。

野心なんて言えるほど大きな志は持っていないけど、

自分の中の小さな炎は、まだ消えずに持っていたんだと気付けた夜だった。