どっちつかずな両向性
小さな頃は思い切り外向的だった気がする。
いつでもどこでも誰とでもすぐに友達になって、
クラスの学級委員も体育委員も何でも立候補。
注目されるのが大好きなリーダータイプだった。
それが20歳を過ぎる頃には、
いつの間にか少しずつ内向的になってきて、
大人数のグループでいるよりも少人数を好んだり、
自分から色々話すよりも相手の話を聴く方が得意になったり。
自らリーダー役に手を挙げる事もなくなった。
今の私は、社交的な自分と、内向的な自分が半分ずつ。
ある時は、とにかく新しい人と出会いたいと思うし、
ある時は、誰にも会わずに一人でゆっくり過ごしたいと思う。
初対面でのスモールトークや、良い第一印象を残すのは得意だけど、
2回目以降の付き合い方や、距離感を掴むのは苦手だったりする。
「人はいつでもで外向的あるべきだ」と勝手に決めつけていた頃は、
外向的な自分でなくなってしまったことを
なんか嫌だなぁ、なんでこんな風になっちゃったんだろうと思っていた。
だけど最近やっと、両向的な自分で良かったと思えるようになった。
どっちつかずだからこそ、どちらの性格にも共感できる。
感受性豊かに、周りの人の感情を汲み取ることができる。
それが自分の良いところだと思えるようになった。
外向的な自分と、内向的な自分。
その時の自分に合わせて、バランスを取れば良い。
英語ではambivertというらしい。
そんな言葉があるんだと気付き、ちょっと嬉しくなった。
外向的な人、内向的な人、
そのどちらにも大切な役割があると教えてくれるTEDトーク。
Susan Cain: The power of introverts | TED Talk